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白露「時雨、何か適当に持ってくるけど...食べたいものはある?」
時雨「.........」フルフル
時雨は首を横に振った。
白露「そう、分かったわ。......じゃあ、ちゃんと休むのよ?」
村雨「姉さん、お大事にね。」
夕立「また来るっぽい!」
矢矧「大志さん、時雨の事お願いね?」
大志「おぅ、任せとけ。」
カチャ...スタスタ...
私達は医務室を出て、時雨のお昼ご飯を取りに食堂に向かった......
~時雨side~
時雨「.........」
大志「.........」パラッ...
姉さん、矢矧さんが居なくなって、大志さんだけが隅の机で何枚かの書類とにらめっこをしている。
時雨「.........」モゾ...
寝返りを打ち、窓を見ると、枠の端から灰色の雲の塊が上がってきているのが見えた。
時雨(......雨雲か......夜に一雨来るのかな...)
その雲を見て心の中でぼんやりと呟く。
...雨......あの夢の中でも止むことなくずっと降っていた。
雨を見てると憂鬱な、物悲しい気分になる。...でも、止んだ後に見える陽の光、虹を見ると不思議と心も晴々としてくる。
時雨(...僕の心はまだ雨...晴れる気配も無く、暗い空が延々と......)
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