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白露「ず、瑞鶴さん......」
村雨「なんで司令部に...?」
瑞鶴「それはこっちのセリフよ。こんな夜更けに何で出歩いてるのよ...?」
そう言う瑞鶴さんの目付きが少し鋭くなる。
夕立「えっと...トイレのついでに時雨の様子を見に行くっぽい!」
瑞鶴「...時雨の......成程ね。...心配なのは分かるけど...明日にしてもいいと私は思うわよ?」
夕立の言葉に瑞鶴さんは頷くが、村雨と同じ様な言葉を付け加えた。
白露「...夕ご飯食べてる時、時雨の様子がちょっと変だなって感じて.....それを思い出して心配になったの。」
瑞鶴「様子が変...?」
白露「なんだか......何か考えを秘めてる様な...大事な事を伏せてる感じに見えたの。」
私は瑞鶴さんの言葉に頷き、そう言った。
瑞鶴「秘めた考え......姉の貴女が言うんだから確実ね。
...分かったわ。私もついて行ってあげる。」
村雨「えっ...いいの...?」
村雨が瑞鶴さんの提案に驚き、尋ねる。
瑞鶴「えぇ。夜間当直で丁度医務室の前を通る所だったし。
演習、遠征とかで忙しくて時雨の様子を見に行けなかったしね。
それに...灯り無しでこの暗い司令部を駆逐艦娘だけを歩かせるのも心配だから。」
瑞鶴さんはそう言って微笑を浮かべた。
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