第14話 雨は何時か止む

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白露「ず、瑞鶴さん......」 村雨「なんで司令部(ここ)に...?」 瑞鶴「それはこっちのセリフよ。こんな夜更けに何で出歩いてるのよ...?」 そう言う瑞鶴さんの目付きが少し鋭くなる。 夕立「えっと...トイレのついでに時雨(お姉ちゃん)の様子を見に行くっぽい!」 瑞鶴「...時雨の......成程ね。...心配なのは分かるけど...明日にしてもいいと私は思うわよ?」 夕立の言葉に瑞鶴さんは頷くが、村雨と同じ様な言葉を付け加えた。 白露「...夕ご飯食べてる時、時雨の様子がちょっと変だなって感じて.....それを思い出して心配になったの。」 瑞鶴「様子が変...?」 白露「なんだか......何か考えを秘めてる様な...大事な事を伏せてる感じに見えたの。」 私は瑞鶴さんの言葉に頷き、そう言った。 瑞鶴「秘めた考え......姉の貴女が言うんだから確実ね。 ...分かったわ。私もついて行ってあげる。」 村雨「えっ...いいの...?」 村雨が瑞鶴さんの提案に驚き、尋ねる。 瑞鶴「えぇ。夜間当直で丁度医務室の前を通る所だったし。 演習、遠征とかで忙しくて時雨の様子を見に行けなかったしね。 それに...灯り無しでこの暗い司令部を駆逐艦娘(貴女達)だけを歩かせるのも心配だから。」 瑞鶴さんはそう言って微笑を浮かべた。
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