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時雨「僕の...『意思』...」
影政「『獣』が繰り出す攻撃は受けられる。だが、お前の心の中での葛藤には一切干渉出来ない。
揺さぶられる様な事を言われても、お前の『意思』を貫け。...覚悟を決めたら小刀を抜け。」スッ...
提督はそう言って刀を下ろして僕を見据える。
時雨「.........」スッ...
僕は目を閉じて胸に手を当てた。
時雨(...『獣』が提督を傷つけると思うと、怖い......でも、提督は信じてくれている...僕を...僕の『意思』を...
...もう、逃げない。必ず...『獣』を降す...!!)
僕は覚悟を決めて、目を開いた。
時雨「...覚悟は出来たよ。『獣』は何をしてくるか僕にも分からない。
...でも、提督を信じてる。提督は『獣』に負けないって。」スッ...チャキ...
僕はそう言って小刀を抜き、逆手で正面に構えて提督を見据えた。
影政「そうか。俺も時雨を信じる。......お前の『意思』、貫き通せ。」ス...
提督の眼光が紅く鋭くなり、刀を構えると提督の肌が白くなり、額に角が生えた。...【黒鬼】を発動したんだ...
時雨「...『白露』型二番艦...『時雨』、行くよ!!」
フッ...!
そう言った瞬間、提督が迫って来て視界が暗くなった......
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