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~影政side~
時雨「ガァァァァ!!」ダンッ!
影政【黒鬼】「......」ス...
時雨が再度飛び掛ってくる。俺は刀を構えて待ち受ける。
時雨「ガァッ!!」ビュウッ!
時雨は小刀を真正面に振り下ろす。
影政【黒鬼】「...(やはり戦艦か...力でゴリ押すスタイル......だが駆逐艦には...)」
そう考察を巡らしながら小刀を受け流すべく刀を構えると...
ヒュウ...ブゥン...!
影政【黒鬼】「っ!?踵落とし────」
ドゴォ!
影政【黒鬼】「ぐうっ...!?」ヨロ...
脳天に入った一撃に一瞬意識が飛ぶ。
時雨「ガァァァァ!!」ドゴォ!
影政【黒鬼】「ぐふぅぉお!?」ドサッ...
その一瞬の隙に時雨の拳が鳩尾に入り、俺は数メートル吹っ飛んで身体をアスファルトに打ち付けた......
─────
~時雨side~
時雨「はぁっ!!」ブゥン!
時雨【深海】「そんな拳......っ...」ヨロ...
『獣』が僕の振り翳した拳を避けようとしたが、眉間の小刀のダメージのせいかよろめいた。
時雨「今なら...!」ガシッ...ザシュッ!
時雨【深海】「グァァァ!?」
僕は小刀を掴み、更に深く突き刺してから小刀を抜いて離れた。
小刀の刃を赤黒い血がベットリと覆っていた。
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