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~影政side~
ガギィン!
影政【黒鬼・改】「っ...!!」ザザッ!
時雨【深海・戦】「っ...!!」ザザッ!
刀と小刀がぶつかり合い、力が反発し合って俺と時雨はほぼ同じ距離を突きとばされた。
気が付けば雨が止んでいて、東の空が朝焼けに染まりつつあった。
影政【黒鬼・改】「時雨...お前の『意思』......心から尊敬する。
...この一撃で決める。改めて、お前の決意を確かめたい。」チャキ...!
俺はそう言って刀を納め、抜刀の構えを取った。
時雨【深海・戦】「提督......僕もこの一撃に賭けるよ。
提督に...もう一人の『時雨』に『意思』を...『決意』を示す...!」スッ...
時雨はそう言って小刀を逆手に真正面に構える。
...ザァァァ...
二人「「.........」」
沈黙に波の打ち付ける音が満ちる。
...ダンッ!
同時に機を捉え、アスファルトを蹴り出す。
時雨【深海・戦】「......っ!」ビュウッ!
先制したのは時雨。小刀を俺の喉元目掛けて振り薙ぐ。
...ヒュウッ...
だが、俺は一瞬スピードを緩めて斬撃を紙一重で避けた。小刀が喉元を通り過ぎる。
時雨【深海・戦】「っ...!?」
時雨の目が驚きに見開かれるのを見た。
影政【黒鬼・改】「......抜刀壱之技......
...『雨切鏡刃』。」
ドゴォ!
瞬間、俺は時雨の身体に峰打ちを幾発も入れて時雨の背後に立った......
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