第14話 雨は何時か止む

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~瑞鶴side~ タッタッタッタッ... 白露「時雨!!」 村雨「姉さん!!」 夕立「お姉ちゃん!!」 瑞鶴「提督さん!!」 大志「総長!!」 二人が最後の一騎打ちを決め、時雨が倒れてオーラが消え、提督さんも片膝を着いた所に私達は傘を投げ出して駆け出した。 影政【黒鬼・改】「...瑞鶴、大志.....っ...」 提督さんが顔を険しくして右肩を抑える。 大志「ちょっと見せて下さい!」 大志さんが提督さんの右肩を診る。 瑞鶴「提督さん......」 色々聞きたい事、言いたい事があって私は提督さんに話しかけた。 影政【黒鬼・改】「......こうするしか無かった。...話したら猛反対は確実だ......仮に話したとしても、お前らは首を縦に振るか?」 提督さんはそう言って苦笑いを浮かべた。 瑞鶴「......多分、私は反対したと思うけど...それでも私には話しても良かったんじゃないの? ホント、提督さんは...こういう事は私達に話さないんだから......もっと私達を頼りなさいよ...」 大志「瑞鶴の言う通りだ、総長。...俺は...俺達はどんな命令でも従う覚悟は出来てるんだ。 だから、アンタ一人で背負わないでくれ。俺達にも総長の『荷』を背負わせてくれ...」 大志さんは提督さんの制服の袖を破り、包帯代わりに右肩に巻きながら言った。
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