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━━━━━ 翌日 一〇二二 執務室
~瑞鶴side~
影政「...ヘェックシ!!」
瑞鶴「...提督さん、風邪?」
提督さんの盛大なクシャミに私は尋ねる。
影政「ズズッ...そうみたいだな......昨日大分雨で濡らしたからな...それが祟ったか...ヘェックシ!!」
瑞鶴「...はぁ...自業自得ね。」
私はそう言って溜息をついた。
影政「...返す言葉もございません......ブヘェックシュン!!」
提督さんは苦笑いしながら更に盛大なクシャミを繰り出した......
━━━━━ 同刻 艦娘寮 白露型の部屋
~白露side~
<ピピッ!ピピッ!
体温計のアラームが鳴る。
時雨「...ゲホッ...」
村雨「...37.7℃......」
夕立「ガッツリ風邪っぽい!」
白露「...昨日の雨ね......提督も時雨も思いっ切り被ってたし、当然ね。」
私は顔を火照らせて布団に横になっている時雨を見てそう言った。
時雨「......ゲホッゲホッ...」
白露「これじゃあ、演習はお休みね。」
時雨「......ゲホッ...そ、そんな...!」
そう言うと、時雨の目に絶望の色が宿る。...時雨は転属以降一日たりとも演習を休んでいない皆勤。時雨にとっては欠かせないものだ。でも...
白露「駄目なものは駄目よ。...今日は私が側で看てるから、『昨日』みたいな抜け出しはさせないわよ。」
私は敢えて『昨日』を強調して言った。
時雨「...っ...ゲホッ...」
時雨は言葉を詰まらせ、観念したのか目を閉じて布団を被った。
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