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村雨「......提督、日を選べなかったのかしらね?」
提督も風邪らしいという話は私達も聞いている。今頃執務室で鼻を啜ってるのかな...
夕立「仕方ないっぽい。『獣』が暴れる直前だったから、余裕が無かったっぽい。」
夕立が大志さんから聞いた話を反復する様に言った。
白露「...まぁ、『獣』を時雨がものにした結果の代償って考えれば、風邪は軽い方ね......」
私の呟きに村雨、夕立の二人が頷く。
時雨「...スー...スー...」
時雨は布団の中で寝息を立てている。......でも、瞼がピクピクと動いているから狸寝入りだとすぐに分かった。
白露「......そろそろ演習の時間になるわね。二人共、時雨の分も頑張ってね。」
村雨「勿論!」
夕立「この隙に、お姉ちゃんを超えてやるっぽい!」
二人はわざとらしく声を大きくしてイタズラっぽく笑ってそう言った。
時雨「.........」ピクッ...
すると、時雨の眉が少し上がった......
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