プロローグ 新造拠点、『トラック諸島泊地』へ

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━━━数分後━━━ トラック諸島 北水道 ~影政side~ ザザザ...... 秋月「うわぁ~...♪」 瑞鶴「正に、南の島ね。」 水道を抜けると、マリンブルーの海が俺達を出迎えた。 海面に目を凝らすと、珊瑚らしき黒緑の影が見える。 『トラック諸島』...... あの『大戦』で旧海軍『連合艦隊』の一大拠点として利用された直径三十浬に及ぶ環礁(ラグーン)。 百年以上の時を経て、再び日本が...『連合艦隊』が拠点として利用する事になる。 鳥海「...!提督、あの島にある建物...あれが泊地司令部でしょうか?」 影政「ん?どれ...」 左に双眼鏡を向けると、鳥海の言う通り赤レンガの建物が見えた。港もあるらしく、前方の掃海艇もその島へ向っていた。 影政「...ん?港に人が居るな...二人か。あれは大淀と初期艦の娘だな。 ━━━数分後━━━ 泊地司令部軍港 埠頭 ~影政side~ ザザザ... 俺は埠頭に挺を入れて減速し、エンジンを切った。 影政「よし、タラップ降ろして皆降りろ。」 ガタガタ... 秋月と鳥海が出て、タラップを降ろす。 電「よいしょっと...」 上のデッキから梯子で電が中に降りてくる。 瑞鶴「電ちゃん、転ばない様にね?」 瑞鶴が立ち上がって腰の辺りを軽く叩きながら電に話しかける。 電「だ、大丈夫なのです!これくらいなら...」 タッタッ...... ツルッ... 電「はにゃあぁぁぁぁぁ!?」 / ド ッ テ - ン ☆ \ 瑞鶴「......やっぱり。」 影政「...まぁ、そうなるな。」
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