月夜

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月夜

3d606248-0968-4054-8495-703d3d03155f 君はこうやって 何度も訪れる夜を越えて その声を飲み込んだまま 闇を切り裂いて歩んできたんだろう なんて 美しい あの下弦の月に似ている 光るのに、遠く、 笑うのに、泣いている 首筋にかかる吐息に気付いている それでも君は遠い 触れた身体に込めた愛でさえ 映る笑顔の奥の暗い闇に、沈む 何度離れようと決めても また君はふらりと現れて 熱を帯びた夜を重ねるのでしょう そうして繰り返すその夜を僕は また忘れることができないのでしょう
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