男 I
4/4
読書設定
目次
前へ
/
20ページ
次へ
おれはその不死の薬に興味を持ち始めていた。死ぬ間際になって、未知の科学に惹かれたのかも知れない。それとも自分の意思で死期を選択できるという自由さに憧れたのか。妻はおれを見ると、「あなたが決めて」とだけ言った。 「これまで通り、痛みを和らげるためのモルヒネなどの投薬にも保険は適用されます。『不死の薬』も試験薬ですので、治療費は変わりません」 デメリットは特になさそうだ。おれは不死の薬の投薬を決めた。
/
20ページ
最初のコメントを投稿しよう!
2人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
17(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!