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アスクが変な方向に曲がった手を、なおし治し、背後から巨大な袋を引き出してくる。
こちらが確認するまでもなく、フタがモゾモゾ動き…ひょっこり顔を覗かせた金髪
青おめめの女の子を視界0.1秒で確認し、アスクの顔面を勢いよく殴りつけた。
「ギャアアァァ、小っちゃあ!テメ!こん野郎。舌の根も乾かんウチに、
なんつーうモン連れてきてんだぁ!?えっ、どーしよう?ちょっと誰か、コイツを警察。
いや、駄目だ。サツはあかん。巻き添えはゴメンやん?遠い所に…何処かうらぶれた感じの酒場へ捨ててきてぇ!あ、ここじゃあん!?(店長が無言で山刀に触れる。慌てて否定!)
と、とにかく、何っ一足早めの邪悪なクリスマスプレゼント貰ってきてってゆーか、攫ってきてんだ!この野郎!」
「落ち着いて下せぇ、軍曹!この子は宅配テロみたいなもんでさぁ!今日、朝になったら
俺の部屋の前に、この袋が置いてあって。中に入ってたんですよ。」
黒い覆面が赤色に変色しつつあるアスクが焦り顔で反論してきたが、こちらは受け合わ
ない。今は一刻も早く、コイツとこの子から離れなければいけない。余計な関わりは
ゴメンだ。何故なら明日はクリスマスやん!これ以上、惨めな思い通り越して!捕まるとか、どんだけだよ!俺の焦りまくった表情に、袋の中の少女がゴソゴソと半身を出し、こちらを見つめてくる。白が映える衣服はアスクが提供したものでない事を祈りたい。こちらを
ジーッと見つめる彼女の整った顔立ちは最高だし、同人野郎の俺としては、充分そそられる
が、今は…
「脱ぎマスか?」
若干、控え目あまあま!&あどけなさ(意味不明解釈失礼。要は可愛い声って事。)の
残る声が心地よく耳に響くが、えっ?今何て?あんまこの
シチュエーションでは、聞こえない言葉が聞こえているけど?気のせいかな?
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