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俺が隣に座るのを待って、優美はキーホルダをポケットから取り出した。
「りょうの部屋から持ってきたの~~。みんなで話してるときに思い出したんだけど、私も高校生の時におみくじ・・ひいてたんだ」
「ほ~~、それを忘れてた」
「ぶ~~、それは謝ったでしょ。そうじゃなくて」
「ごめん。それで」
優美は少し膨れていたが、それも可愛い。
優美はキーホルダを近づけながら。
「そしたらね、ピッタリ合っちゃあった、エヘヘヘ」
俺もびっくりして、
「ほ~~、20000分の1の確率だったよね?」
「私達って、昔っから結ばれてのかな?」
「そうかもね」
「エヘヘヘ」
「優美、嬉しそうだね。と言って俺も嬉しいけど」
「・・うん」
優美が体をくっつけてきた。
「寒い?」
「ちょっと・・ね」
「じゃあ、優美・・よいしょ」
俺は優美の後から包み込む様に抱いた。
「りょう・・温かい」
少しすると
zzzzz
「いつもの様に、安心すると寝ちゃうんだよね」
ゆっくりと優美を寝かせた。
手にはキーホルダを両手に握りしめて、嬉しそうにしていた。
優美を抱く様にして眠りについた。
(おわり)
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