ペアは・・・・誰と?

10/12
前へ
/12ページ
次へ
 俺が隣に座るのを待って、優美はキーホルダをポケットから取り出した。 「りょうの部屋から持ってきたの~~。みんなで話してるときに思い出したんだけど、私も高校生の時におみくじ・・ひいてたんだ」 「ほ~~、それを忘れてた」 「ぶ~~、それは謝ったでしょ。そうじゃなくて」 「ごめん。それで」  優美は少し膨れていたが、それも可愛い。  優美はキーホルダを近づけながら。 「そしたらね、ピッタリ合っちゃあった、エヘヘヘ」  俺もびっくりして、 「ほ~~、20000分の1の確率だったよね?」 「私達って、昔っから結ばれてのかな?」 「そうかもね」 「エヘヘヘ」 「優美、嬉しそうだね。と言って俺も嬉しいけど」 「・・うん」  優美が体をくっつけてきた。 「寒い?」 「ちょっと・・ね」 「じゃあ、優美・・よいしょ」  俺は優美の後から包み込む様に抱いた。 「りょう・・温かい」  少しすると  zzzzz 「いつもの様に、安心すると寝ちゃうんだよね」  ゆっくりと優美を寝かせた。  手にはキーホルダを両手に握りしめて、嬉しそうにしていた。  優美を抱く様にして眠りについた。 (おわり)
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加