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運命の別れ道
俺の名前は紅 美琴(クレナイ ミコト)
紅は世界の表、裏を占めるトップの家。
俺は母さんがイギリス人なお陰で容姿が見事に外国人。
目はまだ母さんと同じ翠なんだよ…そこまでは許せた。
でもさ髪色が銀ってなに?母さんは金髪だよ?
親父でさえ茶髪で収まってるのに俺なんで銀なの?
みたいな。
まぁそんなことより…いい加減うざい。
なにがうざいかって?
目の前にいる幼馴染みのこいつの話だよ。
幼馴染みとは佐々倉 憐(ササクラ レン)のこと。
憐の家は佐々倉財閥。
俺の家に続く世界ランク2位の家。
裏世界と縁があるのは憐だけ。
…って説明がしたい訳じゃなくて、
ここをどこか知らないのかこいつ…
学校の図書室!
皆真面目に高校受験の勉強してんの!
この部屋で喋ってるのお前だけなんだよ!
気づけよ!うるせぇんだ!
お前に視線が集まってるんだぞ?
少しは遠慮することを覚えろよ!
「ーでさ、やっぱりたぬきりすいぬぎつねはめっちゃいいと思うんだよね。きつねの高身長とあのたぬきの低身長!もうあれでカップル成立するよね?でもさぁ、いぬも可愛いんだよ。3P?3Pにしちゃう?でもさぁ、そうするとりすがのこるじゃん?あのりすは絶対に攻めだよね。上だよね?ってゆーか!はんぺん×バーコードとか僕得だと思わない?」
「ーあの…」
「いやー、話し戻すけどさぁ、りすのこるじゃん?だからいっそきつね×にしようと思うんだけどー」
「なぁ…」
「うーん、でもそうするとたぬきがなぁ…いぬも相手が…」
ーーーーーガンッ
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