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「わかりました。それじゃ…座りましょ うか?」
一条さんに促されて、ソファに座った。
それから、オレは、藍が置かれてる状況、それに対してのオレの考え、そして、やろうとしている内容を伝えた。
「……彼は、アナタの事を良くわかってるようですね」
「…藍が、何?」
「いえ…それより、本当によろしいんですか? それを実行するとなると、アナタが……」
「うん……いいんだ。 藍の誤解が解ければ…それで」
一条さんは、じっとオレの顔を見た後、
「仕方ありませんね」
と、溜め息混じりに呟き、苦笑した。
「ありがとう」
「そんな事より、いつ実行するつもりですか?」
「早い方がいいから、明日かな」
「明日…ですか。それでは、急いで準備しないと…。 すみません。電話一本かけさせて下さい」
一条さんが、席を立とうとしたので、
「いいよ、ここで。 オレも、かけるし」
と、携帯を取り出しながら、座るように促した。
「はい。…すみません」
それでも、遠慮がちにジャージのポケットから携帯を取り出し、操作し始めた一条さん。
「オレだ。龍児だ。明日、1つ頼まれてくれねぇか?」
__ん?
だ…誰?
さっきまでと雰囲気が、全然違うんですけど?!
ハッ……オレもかけなきゃ。
隣の内容も、気になりつつ、応援を頼めそうなあの人に、電話をかけた。
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