お年玉をもらいました

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 なんだか騙しているようで、申し訳なく思った小瑚奈は、佐登子にヒソヒソと耳打ちをする。 「私、賢人さんの彼女じゃないです。  私が、賢人さんを好きで、一緒に居てくださいと脅してるだけなんです」 「なに小声で話してるんだ」  聞こえているのだろう賢人が頭の上からそう言ってきて、佐登子は笑い、七穂は、なにやってんの、という顔をして見ていた。
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