あらすじ

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<登場人物> ■麻衣子…35歳。3歳、5歳の子どもを持つワーキングマザー。育児と仕事と家事に疲れ切っている。大学受験のとき苦労して受かったにも関わらず、母親から祝福されず「お金大変だな」と言われたのが心の傷となり、お金さえあれば幸せになれると思いこんでいる。中堅の大学を卒業し、中堅の会社に就職。自分がしっかりしないといけないと背負いこむタイプ。口癖は「お金があればなあ」だったが、10億円の神様に言われ「お金いっぱいあるなあ」に変更した。趣味は旅に出る人に悪態をつくことだったが、これも10億円の神様に言われ、旅に出る人の顔と自分の顔を頭の中で入れ替える特訓をしている。 ■雄太…35歳。麻衣子の夫。無邪気だが気の利かないタイプ。仕事が忙しく、ほとんど麻衣子を助けることができていない。口癖は「しょうがねいね」。趣味は賭け金100円の競馬。 ■かなえ…32歳。麻衣子の同僚で、同じく2児を持つワーキングマザー。夫が仲間と立ち上げた会社がまだ軌道にのっておらず、生活は苦しい。麻衣子とは社内で2人だけのワーキングマザーで、結束は固くお互いを支え合って仕事をしていた。ところが突如会社をやめてしまい、麻衣子の周りからいなくなる。10億円の神様に出会い、宝くじで10億円があたったに違いないと麻衣子は推測しているが、本当のところはわからない。口癖は「だんな死ネ」。趣味はメルカリ。 ■10億円の神様…正体不明。年齢不詳(見かけは50代後半)。特訓を受けると10億円があたるという噂。会うことはできるが、ほとんど顔は見えないし、コミュニケーションはLINEでしかとれない。スパルタで、お金がなくなることに恐怖感をいだき、お金を汚いものだと思っている麻衣子をどんどん変えていく。口癖は「母親の子宮からやりなおせ!」。趣味はスタバのフルカスタム。
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