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「ふっ、良い度胸じゃない。私に口答えするっていうの?」
しまった。やってしまった。姉に逆らう即ち僕の未来は潰えたといっても過言では無い。
どうすれば良い?考えろ、考えなければ僕の輝かしい未来が……
「まあまあ、父さんが行ってくるから、そうカリカリするもんじゃないよ。」
父さあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!
あんまりあんたに感謝したこと無かったけど、今人生で一番感謝しているよ!!
安月給とか言ってごめんなさいいいいいい。あんたは立派に働いているよ(どこ目線だ)
神よ感謝します。アーメ……
ぎゅるるるるる……
不意に父さんの居る方から何かを絞るような音がする。
「あっ、ごめん、父さんトイレに行ってくるわ。」
父さんがログアウトしました。(トイレに駆け込んだ)
使えねえええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!
なんていう出オチだよ。あんたが行って解決じゃなかったのかよ!!感謝して損したよ!!
父さんが居なくなった今、残る選択肢は姉、僕、弟……
そうだ!!まだこいつが居たじゃないか!!そもそもこいつが選択肢に入っていないのが可笑しいんだ。
「おい、弟よ。お前出てこい。」
「くーぴー……くーぴー……」
おいいいいいいいいいいいいいっっっっっ!!!!!!!!!!!!
お前さっきまでゲームしてただろうがっ!!ゲームの中でモンスターをハントしてたろうがっっ!!!!
しかもくーぴーってなんだよ!!クレヨンの持つ発色の美しさを生かした新しいタイプの色鉛筆じゃねえんだよ!!わざとらしいんだよっっ!!!!
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