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「おいっ、寝たふりはやめろ。お兄ちゃん命令だ!!行ってこい。」
「お兄ちゃん命令が通じるなら、お姉ちゃん命令は絶対よね?」
何故だ!?何故姉さんは弟を庇うんだ。明らかな寝たふりだぞ?現にまだゲーム音は聞こえているし、なんならこいつ薄目を開けてゲーム続行してやがるぞ?
「姉さん?年功序列ってあると思うんだ。だからやっぱり、ここは一番年下のこいつが行くべきだと思うんだ。」
「寝ているのに起こすのは可哀そうでしょ?」
そうか!!姉さんの方からだとこいつの正確な姿は見えないのか!?なら無理矢理にでもこいつを起こせば姉さんも賛成してくれるはず!!
というかこいつのいびきに疑問を持たないのか?姉さん
「それに、さっき口答えしたのがむかつくからあんたが行きなさい。」
ねえええええええええええええええええええええええさああああああああああああああああああんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!
そんなに根に持つタイプでしたっけ?だから出遅れるんだよ!!とか言いたいけど殺される、今そんなの言ったら確実に殺される。
ここは長年生きてきた僕の交渉術で乗り切らなければ!!(中坊)
「姉さん、冷蔵庫に僕が買ったシュークリームがあるんだ。それで手をうたないかい?」
「私がダイエット中なのを知らないとでも?」
地雷踏んだあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
知るかよっ!!!!ダイエット中でもシュークリームは美味しいよ!!!!大体女子は年がら年中ダイエットやってんだろうが!!!!(偏見です)
「ね、姉さん……」
「行け。」
もう二文字しかしゃべってくれないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
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