これは僕とあいつの戦いの物語

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炬燵は魔物だ。 誰か一人でも抜ければ使われる。 「ジュース取ってきて」 「みかんおかわり」 「新聞」 「代わりにトイレいってきて」 そんなばかな。 そしてなんなら誰もいない昼間。 『あいつ』 いや、 『あいつら』 がいる。いや、来る。 おどきなさいよ、と澄ました顔で飼い猫の桜。 でも犬の僕はどかない。 じろりと睨む。 いい感じに暖まったんだ。 と。
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