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好き勝手に俺の周りでギャーギャー騒ぐ魔王臣下たち。魔王に仕える最強の魔物たちがこんなのでみんな幻滅しないかすごく心配だ。
「海柳、深星、臣下たちが来たからそろそろ始めようか」
「うわわわわわっ…!彼らが真代くんが認めて信頼を寄せる最強の魔王臣下たちかい!?お目にかかれて光栄だよ!」
『いや~それほどでも…』
海柳の言葉に五人全員照れて頭を掻く。もうちょっと威厳という物を見せて欲しいんだが……まぁいいか。正直遅い気もするし。
「この中で待っていてくれ。一応言っておくが、暴れたり壊したりはしないように頼む」
注意しながら扉を開けてくれる深星。海柳と違ってさして魔王臣下に興味はないようで、何事にも動じない大人の余裕みたいなのが見れる。こいつらも深星みたいに落ち着きがあればよかったのになぁ…。
「ちなみに、サインなどは貰っても構わないか?」
興味あるんかい。
「あっ僕もサイン欲しい!色紙はいっぱいあるよここに!」
「サインってなんだ?」
〈ゆーめーじんの証みたいなものだよ。いやー私たちもゆーめーになっちゃったね~〉
「サインは後回しだ。あとでいくらでも書かせるから待ってくれ」
「了解したよ!絶対書いてね、真代くんもだよ!?」
「わかったわかった、ほら行くぞ」
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