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その本は見える人にしか見えないとされる。
その本は図書室の2階にあると言われているが、まるで本が棚を選ぶかのようにその都度おかれている場所が変わる。
しかし見える人が本を動かすことができるはず。
でもそれは誰も出来なかった。
本自身が人を選ぶからである。
人が、自分の意思でとろうとすると手が本をすり抜けてしまうそうだ。
本が人を選んだとき…それは
その人が本当にその本を必要としている。
または気紛れ。
今回は“気紛れ“で本は人を選んだ。
…ひとつ、いい忘れ。
この本に触れると、いろんな種類があるなかのひとつの呪いがかかるんだよ。
なんで知ってるか?
そんなのは教えることはできない。
さぁ、今日は君を選ぶことにした。
…君は少し僕を知りすぎてしまったんだ。
さぁ、僕を手に取ってごらんよ
今日は面白い話を君に、プレゼントするよ
気紛れで人を選んだ僕と、その本に触れた人の話を…
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