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「あっあぁっ……中で大きく……」
興奮してしまったからだろう。黒川くんが喘ぎながら膝を立て、俺の陰茎を手で支えると繋がったまま体をこちらへ方向転換した。
「俺、が、動きますね……。見てて、ください……」
黒川くんはそのままゆっくりと腰を下ろし、いやらしく見せつけるようにストロークを繰り返す。
その動きは徐々に激しくなり、さっきまでの硬い表情は緩く淫猥な笑みに変わっていた。
「くっ……」
俺も次第に我慢ならなくなって彼の両太ももを力いっぱい掴むと下から突きあげた。
「ああっそんなに激しくされたらっ……!」
ガクガクと彼を揺さぶり、快楽の赴くがままに肉壁を擦りあげた。
「出す、出すぞっ」
俺の言葉で彼がだらしない笑顔を俺に向ける。その表情が妙にゾクゾクした。そうして俺はそのまま黒川くんの中で達し、熱いものでいっぱいにする。彼は疲れたのか俺の胸に倒れてくるとうわ言のように「あっつい……」と熱っぽく言った。
やっちまったー……。
後悔しても時すでに遅し。
俺はおそらく黒川くんの家だと思われるアパートで裸になって浴槽を洗っている。
あの後、彼が失神するまで抱き、お互いの体液でドロドロになってしまった。今はその失神している黒川くんを風呂に入れてあげようと思ったのだ。
スポンジで浴槽を一通り掃除すると、シャワーで洗い落とし、蛇口でお湯を溜めていく。
浴槽から一度出て、バスタオルで体の水滴を拭った。
脱衣所から黒川くんがまだ寝ているであろう部屋に戻る。
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