異世界からやってきたのはオババでした。

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 光が消える。これで婆さんとはお別れだ。 「なっ!?」  そう思ったが、光が消えて現れたのは若い女の姿の婆さん。理解が追いつかないまま、俺が動けずにいると、若返った婆さんが俺を睨みつけた。 「この! 馬鹿!」  俺の鳩尾(みぞおち)に激痛が走る。若い(婆さん)の拳がめり込んでいた。 「ったく! 本当に学習しないんだから」  それから暫く、いっこうに若いままの婆さんに振り回される日々が続いたのだった。
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