0人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
五年前― クリスマスイブの夜。一人の赤毛で短髪のスーツを着た男性が寒い夜のなか急いで家へ向かっていた。
彼は娘と妻へのクリスマスプレゼントを彼女達のベッドの枕元に置き休日である翌日を楽しみにワクワクしながら車を走らせている。
『明日には娘と妻が大喜びしてはしゃぐのが楽しみだ。』と彼は思った。
そして、数分後、男性は家に着き車を止めエンジンを切ってから降り電気が消えて真っ暗な家のドアへとクリスマスプレゼントを抱えながら走って向かった。
ドアを開けて中へ入り靴を脱いで妻子がいる寝室へと向かった。
男性が寝室に入ろうとした時、男性はドアノブに血がついてる事に気付き嫌な予感がして胸騒ぎし始めた。
そして、恐る恐るドアを開け電気をつけると・・・・
そこには、妻子の死体がベッドの上に横たわっていた。
男性は悲惨な妻子の姿を見てショックを受け、
クリスマスプレゼントを床に落とし寝室の壁にもたれながら床にしゃがみこんだ。
そして、彼は恐怖、怒り、悲しみが混み上がり泣き叫び始めた。
妻子のベッドをの上には壁に書かれた文字があり男性は泣き止みそれを見つめ始めた。
〔メリークリスマス!!黛、君にプレゼントをやろう!その代わり手を引けよ!〕と書かれた黒文字と共に黛の妻子の血で描かれた月が壁にあった。
そして、黛は今も追っているブラックナイトというシリアルキラーの犯行と分かり『いつか必ず捕まえて償わせる。』と誓った。
最初のコメントを投稿しよう!