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『あれ?嫌われちゃったかな?』 『当たり前だ。知らない奴に自分の脳内読まれたら、誰だって怖がるだろう』 『そういうものだっけ?』 そういうものです。 『シオン、大丈夫だ。こいつは悪いものじゃない』 フォンさんがそう言うのなら、そうなんだろう。 『はじめまして、紫苑くん。 僕は世界神のゼウスだよ。よろしくね』 「よ、よろしくお願いします・・・」 すごく美形だけど、やっぱり怖い。 ・・・あれ?か、神様!? 神様がこんな性格で良いんだろうか・・・ 『じゃあ、シオンくん。君の属性を教えるね』 そっか、神様だから何でも知っているんだ。 『君は今のところ人間だよ』 今のところってなに今のところって。 『君がいた世界で言うと、チートってやつかな。 後、今のところ人間っていうのは、君の今からの行動によって人間じゃなくなるかもしれないから、ということだよ』 今からの行動? 『魔力は無限、全属性持ち、能力は、今見つかっている能力全てと、能力を作る能力。君はフォンセくんのお嫁さんだから魔王の加護がついているよ』 魔王の、加護…? 『魔王の加護は、君が危ない目にあったらすぐにフォンセくんに連絡が入ることと、彼が操る影が君を守るくらいかな』 なにそれ超すごいんですけど。
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