41人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
『あれ?嫌われちゃったかな?』
『当たり前だ。知らない奴に自分の脳内読まれたら、誰だって怖がるだろう』
『そういうものだっけ?』
そういうものです。
『シオン、大丈夫だ。こいつは悪いものじゃない』
フォンさんがそう言うのなら、そうなんだろう。
『はじめまして、紫苑くん。
僕は世界神のゼウスだよ。よろしくね』
「よ、よろしくお願いします・・・」
すごく美形だけど、やっぱり怖い。
・・・あれ?か、神様!?
神様がこんな性格で良いんだろうか・・・
『じゃあ、シオンくん。君の属性を教えるね』
そっか、神様だから何でも知っているんだ。
『君は今のところ人間だよ』
今のところってなに今のところって。
『君がいた世界で言うと、チートってやつかな。
後、今のところ人間っていうのは、君の今からの行動によって人間じゃなくなるかもしれないから、ということだよ』
今からの行動?
『魔力は無限、全属性持ち、能力は、今見つかっている能力全てと、能力を作る能力。君はフォンセくんのお嫁さんだから魔王の加護がついているよ』
魔王の、加護…?
『魔王の加護は、君が危ない目にあったらすぐにフォンセくんに連絡が入ることと、彼が操る影が君を守るくらいかな』
なにそれ超すごいんですけど。
最初のコメントを投稿しよう!