1.プロローグ

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ランチタイムに友達同士で飯を食ってる奴らに「お前も一緒に食べようよ」と誘われる可能性があることがウザいのだ。 あいつらはいい年をして、飯ぐらい一人で食わせてくれよ、っていう、静かな憩いというものがわからないのだ。 友達同士で飯食ってる奴が誘ってこない場合でも、他の1人で飯を食ってる奴が「一緒にご飯食べよう」と言ってくる可能性もあるが、何で普段友達でもない奴と飯の時だけ友達ヅラして、噛み合わない、つまらない会話をしなくちゃいけないのか、ほとんど意味不明だ。 食事の時間というのは一つの休憩時間のはずだ。 休憩=休んで憩うの字のごとく、こっちは授業に疲れてるから、憩いの時間が欲しいんだよ。 なのに、何でその憩いの時間に、楽しくもない、授業以上にクソつまらない思いをしなきゃいかんのか全くわけがわからない。 だが学校というシステムの中では、この程度の当たり前の話が理解されないのだ。 学校のそばにいる大人たちだって、このくらいの理屈はわかりそうなものなのに、わからないような顔をする。 学校では友達を作らなきゃいけない、 友達がいないこと=悪、 友達の数が多いほど立場が上で、少ない奴ほど立場が下、     
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