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イチタスイチハニで、わたしの算数生命は終焉を迎えた。
電卓があるお陰で今のわたしは形成されている。
ちなみに、そんなところで終焉を迎えたわたしに何を期待したのかソロバンを習わされた。
兄のお下がりのソロバンには、何だか色んなシールが沢山貼ってあり、よく覚えてないが
(俺はソロバン得意だぜ!)
的なシールだった。
勿論そのソロバンは宝の持ち腐れであり、豚に真珠で、わたしのソロバン人生は通った初日で終わった。
過度な期待は禁物である。
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