前置き 三

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そう、団体競技は恐ろしいのだ。 チームの足を引っ張る役割しか担当出来ないわたしとしては本当に苦手なのだ。 しかし小学生、強制参加である。 そして事件は訪れた。 わたしの雨乞いの力すらも無力化させる晴天の運動会。 雨女、はたまた雪女と呼ばれるわたしの力を持ってしても運動会の力には逆らえなかった。 ちなみに雪女とは、美人だから雪女とか、そんな美談ではなく、快晴だと天気予報で言っていたのに友人とスキーに行ったら猛吹雪にあったことから名付けられたのである。
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