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藤原綾乃は策士…
策士だ…
その策士が私に牙を、剥いたとき、真っ先に考えるのは、私の地位を貶(おとし)めること…
例えば、ダンスの練習をする二十代の女のコの前で、35歳の私にダンスの練習を進める…
…当然、私はダンスが踊れないと、藤原綾乃は考えてる…
…35歳の女が、若い二十代の女のコの前で若ぶって、自分も負けまいと、アタフタと息を切らせて、ダンスを踊って見せれば、実に滑稽…
滑稽だ…
それをすれば、私の地位を貶(おとし)めることができる…
衆人の前で、私を辱めることができる…
そう考えたのだ…
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