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頭を引き寄せられ、掠めるようにキスをされる。それ以上は限界というように顔をそむけられてしまう。俺は胸が苦しくて、どうにかなってしまいそうだった。俺も好きだと繰り返しながら、顔中に口づけを降らせた。
「あっ……」
身体を起こした拍子に奥を突いてしまう。慌てて身を引こうとしたが彼は首を横に振った。
「いいから……」
彼が腰を揺らす。俺は自制を捨てて何度も激しく突いた。柔らかな締めつけが愛おしい。
「ああああっ！」
顎が上がるほど仰け反る姿が俺をさらに狂わせる。喘ぐ声は懇願に変わり、俺も堪らず呻き声を上げる。
「ああっだめだっもう――」
彼の中心に触れると、そこはすでに驚くほど濡れそぼっていた。擦り上げる動きに合わせて中もきつく締まりだす。終わりが近づいていた。唇に噛みつくようにキスをすると力なく舌が差し出された。甘いそれをねぶりながら、動きを速めて互いを追い込む。
「っ！―――」
声のない悲鳴に彼が達したことを知る。急激に搾り取ろうとする動きに任せて、俺も最奥へと放った。
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