絶望

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「凛ー!!新聞取って来てー」 「はぁ~い・・・」 私の人生が一変する日は普通の朝から始まった。 何の変哲も無い朝 郵便受けから新聞を取ると、一枚の紙がヒラリと落ちた 「何、これ・・・」 目をこすりながら拾い上げた紙を見て 私の息は止まった 『こけし、死ね』 『ウザイ、学校来るな』 殴り書きのように書かれた文字は血のように赤黒く 私の心の奥底までえぐってくる 「なんで・・・・・?」 普段どおりだった 学校も友達も そう。 昨日、イジメられていた隣のクラスの女の子を庇うまでは・・・・・・・
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