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龍一のマンションに帰って、私の荷物を片付けさせて貰った。
んふふ。同棲だあ!龍一と同棲!本当に嬉しい!
「明日、学校終わるの何時くらい?迎えに行くよ」
「4時には終わると思うんだ。それからスタジオ?」
「そう。これから忙しくなるけど頑張ろうね」
「うん!」
………と、いい返事したけれど、本当は学校行きたくない。
信明の流した噂のせいで、クラスメイトが私を遠巻きに見てる。
私と仲良くしてくれるの、今は章子だけ。
『ヤクザの女』や『ヤクザの情婦』とかみんな適当言ってる。
………だけど、頑張るって、お母さんにも言ってるし、心配かけたくない。
誰とも話さなければいいし。それより歌頑張らないとダメだよね。
「………どうかしたの?」
「なんでもないよ!……今日は緊張したり、いろんな人と会ったから疲れただけ」
「そっかあ……じゃあ今日はおあずけだね。明日歌録るし。お風呂入ったらゆっくり寝よ。明日、頑張ろうね」
「うん」
「あ、聞いておきたかったけど、凜はダンス得意?」
「体動かすのは得意だけど、ダンスって学校の『創作ダンス』しかしたことないよ」
「振り付け……くらいなら大丈夫?」
「やってみないとわかんないなー。レッスンした方がいい?」
「そうだね。時間がある時にでもレッスンの予定入れるね」
「うん」
それから龍一とゆっくりお風呂に入ったら、すぐに眠気に襲われた。
緊張が1番疲れるって本当なんだな。
ウトウトしてたら龍一に抱っこされて、寝室に連れて行かれてベッドに横にされた。
すぐに眠気が瞼に降りて、私、そのまま寝てた。
朝、ギリギリで起きて、マンション飛び出した。
「4時に迎えに行くからー!」
「はーい!行ってきまーす!」
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