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着替えて、ソローリと会議室に戻った。
「あの、着替えました……」
「うん!入って!」
エロかったかな?……大丈夫かな?
「わ!スタイルいい!なに?モデル出身?!」
「胸大きい!ウエスト細っ!……足が俺より長い!」
「え、え?!今までモデル?違うの?!」
口々に誉められて安心した。
で、なぜか龍一が
「俺の彼女だからな!羨ましいだろ!」
と、高らかに宣言なさってくれて、会議室が爆笑した。
やっと和んだ。正直、ホッとした。
「これ、イケる!絶対売れるね!」
「うん!やる気出たわ!売ろう!絶対人気出るから!」
「あ、さっき聞いたけど『want 』出たらしいの!問い合わせくるよー!じゃあ衣装はこの路線で揃えるからね!メイクも衣装に会わせるから!曲替えの衣装はどんなの?」
「エロ可愛いの!」
「エロ綺麗なの!」
「エロいならなんでもいい!」
またまた爆笑。で、活気づいた。
サクサク日にちとかデビュー曲とかガンガン決まり、私の事なのに私そっちのけで会議、進んでた。
芸名の話も出たけど、龍一が
「あ、多分俺が普通に『凜』って呼んじゃうからあまり変えないで」
ってことで苗字は無く『凜』だけに決まった。
「はあ!つ、疲れた……」
龍一の車に戻ったら、助手席に沈むように座った。
「お疲れ。デビュー曲は『sexy doll 』に決まったよ。大丈夫そう?」
「山内さんにハード曲、イヤってくらいに教わった!ブレスもね」
「なら、安心。明日はもう歌録るからね」
「は、早くない?」
「ねー、そう言ったんだけど、みんな乗り気だし、『want 』が騒ぐ前にってなったんだよ」
「ふわあ……でも、頑張るから!龍一、一緒に頑張ろうね!」
龍一、ニコッて笑って素早く私にキスした。
疲れ、飛んだ!!
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