0人が本棚に入れています
本棚に追加
数字には何の意味があるのだろうと考え始めたが、ちっともわからない。
華子は包みのことを、とりあえずほっておくことにした。
「もういちど鍵穴をみてみよう。」
鍵穴を覗いてみる。真っ暗で何もみえない。
手がかりなし。
そう華子が思ったときドアノブの形が数字の3のようにみえることに気づいた。
「1+2は3よね・・・。」
包みの元へ駆け寄ると、それぞれを開けてもういちど数字をみてみた。
1と2。間違いない、これで出られる。
華子は包みの中身をそれぞれ、ひとつまみずつちぎった。
そしてそれを練るように混ぜた。
最初のコメントを投稿しよう!