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「このお菓子の味って何かに似てる。」
ぽつんと呟いた。
「うーん、なんだっけ。思い出せないけど、すっごく昔に食べたことがある気がする。」
そもそもこれはお菓子なんだろうか?
華子は手に持った「それ」に目をやる。
赤と白のシマシマの包み紙に入ったキャラメルのような物体。見た目はお菓子。
とても甘い匂いがするし実際不味い物ではなかった。
ただキャラメルだとしたら、ずいぶん巨大だ。
厚さは2センチほどでハガキくらいの大きさがある。
「正体のわからないもの食べるって、あたしもチャレンジャーよね・・・。」
また誰もいない1人の部屋で呟いた。
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