六花の女将軍
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「ええ」 あれは大将軍だった父が遠征に出て命を落とす一月前だった。 「頂上は晴れ渡って、降り積もった雪が宝さながら輝いていた」 「覚えておりますわ」 私が十で、まだ東宮だった陛下が五歳の時だ。 「戻ろう」 来た時と同じ唐突さで陛下が告げる。 「それでは、只今より内裏に戻る!」 それまで押し黙っていた太監が待ち兼ねた風に叫んだ。
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