六花の女将軍
6/8
読書設定
目次
前へ
/
17ページ
次へ
***** 「雪の晩はやはり冷える」 月にニ、三度、気紛れな遠駆けをした日には、陛下は決まって私の部屋で夜を過ごす。 「ここで六花と寝る時が一番心が休まる」 胸に頬を寄せていつもこう呟くのだ。 ただ、「胸に抱いて背中を擦ってくれ」と請われるだけで、夫婦の契りを結んだことは一度もない。 後宮での位階は「貴人」だが、陛下にとっての私は「女」ではないのだろう。
/
17ページ
最初のコメントを投稿しよう!
36人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
125(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!