六花の女将軍

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 辺りは本当に静かだ。  雪は、今夜は止まずに降り積もるのだろうか。  暫く遠駆けはお預けになるかもしれない。  うとうとと急に霞が懸かり始めた頭でそう思うと、唇にあるかなきか柔らかく触れるものを感じた。(了)
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