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キューッ
カッカッカっ
キュッキュッキィィィィィッ
背筋が疼くような不快な音で目が覚めると、硬い椅子に座らされていた。
体に妙な締め付けを感じる。
試しに腕を動かそうとするが、ビクともしなかった。
「椅子に縛られてる……ってか、アタシなんで……あっ」
ジンジンと痛む膝と、首の後ろから広がる微かな痺れによって全てを思い出した。
「背後から誰かにスタンガンで襲われたんだ……」
首を摩りたくても摩れないもどかしさと、何者かに拉致られた怒りで唇を噛みしめた。
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