早熟な果実のように

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【第2場 つくもとエレアの部室】 ガラガラ。 つくも:「あれ?エレア?帰ったんじゃなかったの?」 エレア:「帰ったけど、帰って来た。」 つくも:「なにその難しい日本語(笑)」 エレア:「んーまぁ色々あって。」 つくも:「俺の話聞いてる?どうせアレだろ。同居してる可愛い大学生をまた泣かせたーって自己嫌悪だろ?」 エレア:「泣かせてねーよ!うっせ。…んまぁ、てことで今日泊まるわ。」 つくも:「いくら俺が一人暮らしだからって、俺ん家はお前の小屋じゃねーぞ。」 エレア:「小屋って、ペットかよ。」 つくも:「そう。愛玩動物」 エレア:「つくもは変な日本語ばっか知ってんなぁ。でも俺は飼われるより、飼う方キボンヌ。」 つくも:「俺も飼われる趣味ないから、可愛いhoneyのとこに帰れば?」 エレア:「冷たいこと言うなよー。」 つくも:「じゃあ、次の文化祭用に新しいイラスト書いたら、泊めてやるよ。」 エレア:「あーもう文化祭か。そういえば最近描いてねーや。」 つくも:「ここは漫研の部室なんだけど。」 エレア:「さーせん!部長!」 つくも:「自分も副部長だろーが。真面目に描いたら泊めてやる。プラス…」 エレア:「なんだよ?」 つくも:「アメリカの友達から送ってきた無修正DVD付き(笑)」 エレア:「はい!やります!さくさくやって早く帰りましょう!」 つくも:「欲望の塊かよ(笑)」
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