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第3話 交換日記
SNSが主流の現代からは想像もつかない話だが…今からおよそ三十年ほど前。スマホも携帯も普及していなかった時代がある。ポケベルなどが連絡手段の、昭和という時代だ。
寅吉と櫻子達は、そんな昭和の時代の話である。メールのやり取りすら無いのが現状だ。
そんな昭和の時代に活躍したカップルの必需品、それが交換日記だ。
お互いの気持ちのたけを一冊のノートに綴り、交互に書き込んでいく。他人には見せることのない、二人だけの秘密の交換日記。
二人にとって、お互いの恥ずかしい心の内をひけらかす…なんとエロいことだろうか?
「では、寅吉よ。丁度使ってないノートがあったから…ほれ」
「え?ちょっと待てよ!俺から書き始めるのか!?経験無いって言っじゃんかよ!」
「それは私も一緒だ。お互いに未経験だろう?ならば男の方から、恥部をさらけ出すべきでは無いのかな?」
「いや、だって…何を書いたらいいのか分からないじゃん?」
「思いのたけを綴ればいい。普段、人に見せない…恥ずかしい、心の内をな」
「すんげぇ難易度高いんだけど?まあ、これも親友の為だ。よし、これから帰ってバリバリ書きまくるぜ!」
こうして二人のとってもエロい、交換日記が始まるのであった!
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