第4話 どっちもどっち

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櫻「貴方にピエロ云々言われる筋合いはありません。ただ、私は知性的な会話を求めただけです!知性の欠片も無く、無礼千万な交換日記なら、やる意味がありませんから!」 寅「そりゃこっちのセリフだ!あと、お前の交換日記の手渡しの仕方も雑!人に叩きつけるようにして渡すか?こっちの方が気を悪くしてるってのに!」 櫻「私の方が気を悪くしてます。被害者ヅラするのはやめて下さい。もっと身のある会話はできないのですか?そんなんだからピエロなんですよ、貴方は」 寅「お前だってピエロ呼ばわりしてるじゃないか!俺以上のピエロの癖に、見下すな!勉強じゃ太刀打ちできないけど、運動なら負けないし、馬鹿にされる謂れは無い!」 櫻「馬鹿に向かって馬鹿と言って、何が問題ですか?言われたく無いなら中間テストで学年上位にランクインしてからお願いします。あと、私は毎年マラソン大会で一位を取ってます。貴方はいつも何位ぐらいですか?」 寅「マラソン大会なら上位十位以内には入ってるよ!去年は受験勉強でかなり順位を落としたけど、本気出せば一位だって楽勝だよ!だから馬鹿とか言うな!」 櫻「全てにおいて私より劣る殿方に、なぜ敬意を払わなければならないのでしょうか?偽装とは言え、釣り合いが取れないカップルとは、何とも苦労が絶えませんね」     
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