つまらない!

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つまらない!

 頃は六月の始まり。街警から宿舎に戻ったランバートは慣れた日常を送っている。  ある日のラウンジで、レイバンとドゥーガルド、ゼロス、コンラッド、ボリス、チェスター、トレヴァーが集まっている。第四師団は今月が街警当番だ。 「つまんない!」  開口一番レイバンが吠える。それに、周囲の皆もそれぞれ考え込んでいた。 「なんかさ、華がない! 特別感が欲しい!」 「そう唸るな。第一、平和なのが一番じゃないか」  ゼロスが暴れそうなレイバンを宥めている。  ルカを中心とした事件はランバートにとって大きな事件だったが、それは他の隊員には当てはまらない。全てはランバートと各府の団長達の中だけで終わったことで表に出ない。  だからこそ、レイバンは刺激が足りないとご立腹だ。 「なんかイベントが欲しいのは、頷ける」  珍しくドゥーガルドが腕を組んでそんな事を言う。これにはボリスとコンラッドも同意らしく、頷いていた。 「ミニ闘技大会なんてどうだ?」 「誰が同意するんだそんなの。ドゥーガルドかランバートの圧勝だろ」 「剣ならコンラッドやゼロスも得意だろうが」 「バカ、それこそランバート圧勝だ」     
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