プロローグ

2/2
前へ
/37ページ
次へ
友情というのは、一番不確かなものなのかもしれない。 有ると安心するものだが、実際あるのかどうか疑ってしまうと、とても不安になってしまう。 さらに、恋愛感情や愛情とは違い、友情には段階があり、そこがまた曖昧なところである。 その不確かなところが物語を美しく見せたり、醜く見せたりして、とても厄介なものだと思う。 しかし、友情は確かにあり、恋愛なんてものよりも、青春だと私は知っている。 曖昧ではないところだってあるのだ。 友情には、恋愛に無い魅力がある。そう断言出来るのは、私が未だ、友情に魅了され続けているからだ。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加