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わたしはガバッと起き上がって
アオトに視線を向ける…
白樺アオト
(白い烏)
「カァ…?」
…だ、だめだ…
今日は諦めよう…
わたしは目を閉じて眠りにつく…
ー翌日の朝ー
「おはよ…起きて?」
んん…
わたし
「もう少し…寝かせて…」
「だ~め…もう、朝の10時だよ…?」
耳に心地いい低音ボイス…
わたし
「じゅ…う…じ……」
え、朝10時…!?
あ…でも、今日は休みだった…
もう少しだけ…寝たいなぁ…
わたしは寝返りをうつ……
「眠り姫…朝ですよ…?
それとも、目覚めの口づけが必要ですか…?」
暖かい手の感触がわたしの顎に触れた!
だ、誰なのっ…!?
わたしは慌てて目を開いた…
あ、あれ…誰もいない…?
強いて言うなら枕元に
烏のアオトがいるだけ…
わたしの顎に触れた男性の
手みたいなのはなんだったんだろう…
夢…だったのかな…
わたしは再び寝返りをうち
アオトに視線を向けた…
わたし
「おはよう…アオト」
白樺アオト
(白い烏)
「クワアッ!…オハヨーオハヨー♪」
今日もアオトは元気そう!
翼はまだ、治ってないみたいだけど…
わたしはベッドから起き上がって
う~んと伸びをした…
今日はなにしようかなぁ
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