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第ニ章 Ω白烏とのひとときΩ
ん…
「カァ…」
きゃっ…!?
顔に柔らかい羽毛が当たって
びっくりしたわたしは目を開いた…
い、いつの間にか寝てたみたいね
わたし
「お、起こしてくれたの…?」
白樺アオト
(白い烏)
「カァ!クワアッ…!」
え…?なにか伝えようとしてくれてる?
わたしはアオトが折れてない方の翼で
指し示してくれた先を見る…
時計…?あ!いっけない…!
今日、仕事だった…!
わたし
「アオト、教えてくれてありがとう!
あ、あと…おはよう!」
わたしはベッドから飛び起きた
白樺アオト
(白い烏)
「クワァ…オハヨ…!」
!
わたし
「い、今…喋った?」
わたしはアオトに視線を向ける…
白樺アオト
(白い烏)
「カァ!オハヨ!オハヨ!」
すごい!言葉を覚えたっ…!
わたしは嬉しくてアオトの頭を撫でる
白樺アオト
(白い烏)
「クワァ…♪」
目を細めてる…可愛い…
って…い、急がないと!
わたしは慌ただしく
浴室に向かい体だけ洗ってスーツに着替えた…
白樺アオト
(白い烏)
「カァーッカァーッ!」
アオトが呼んでる…
そうだ、餌と水ぐらいは置いてかなくちゃ!
わたしは白米の上にツナを乗せたものを
小皿に盛り…深みがある小皿に水を注ぐ…
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