Chapter16 『触れてはいけないもの』

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時々、無茶をし過ぎる。」 (晃は、街に背を向け。 フェンスに寄りかかる。) 「お前と似て、意志を曲げない・・。」 「あいつは、特定の誰かじゃなく、皆を守ろうとするだろう。」 「そこは、お前と違うかもしれないが。」 (聖は、金色の瞳で、瞬きした。) 「そうかな?」 「お前は、メンバーよりも。 市民よりも。 大事なのは、夏樹と千波だ。」 「違うか?」 (至近距離で、晃に、冷たい視線を向けられ。 聖は、多少動揺した。) 「くっ・・、そうかい?」 (苦笑し、目をそらす。) 「そうだな・・。」 「僕と違って、夏っちゃんには、 まだ、そんな誰かは、現れていないみたいだ。」 「もし、そんな誰かと出会えたら。
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