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振り返る
母は、田舎から中学を卒業して集団就職をして、定時制に通いながら仕事を始めた。
そして父と廻り合い結婚をして、私が生まれた。
母の小さい頃の話をあまり聞いたことはない。
ただ長時間座っているのが辛いという時期もあり、それでも少し遠い学校に通ったという事だけ、聞いていた。
自分も派遣やデイサービスに勤めて、無理がたたったらしくうつ病までになった。
その時、医者にアスペルガーまではいかないけれどその手前くらいの発達障害だろうと言われた。
グレーゾーンというやつだ。
初めて耳にしたアスペルガーというものが何なのか自分でネットを使い調べると、驚くことが分かった。
大人の女性の発達障害の特徴。特に社会に出てから発覚してきた人たちの特徴というページ。
ほとんどの特徴が自分と合致したのだ。
生まれてこのかた、自分で自分を発達障害と思ったことなどなかった。衝撃だっ。
それでも、そこに書かれているように、友達が主語のない会話をしあっていると、何を話しているのか分からないことがあった。
聞いて確認したりもしたけれど、時々聞くこともせず自分の世界にいたこともあった。
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