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陰茎を扱かれるよりも最奥を突き上げられる方が意識が飛ぶくらい感じてしまう。
奥を突かれて感極まっているところに叩き込まれる熱い奔流を求めて自ら腰を揺らしてしまう程に俺の身体は快感に貪欲だった。
「どこの娘に通っているのかは聞かないけれど。 うちのまきのとこにも通ってやっておくれ」
女達はお喋りだ。
俺が頻繁に夜家を空ける事をウラはまきの女達に喋ったのだろう。
女達は連れ立って洗濯に行ったり野菜を洗いに行ったりしているから情報は直ぐにまきじゅうに知れ渡る。
今が農繁期じゃなくて良かった。
田畑が忙しい時期は互いの作物交換などで他のまきの女達との交流も盛んになる。
俺が村の女達の誰のところにも通っていないことがバレることは当分ないだろう。
春になる頃にはナギも俺の身体に飽きてやはり女の身体がいいと思うに違いない。
俺はΩだけれど、αでないナギにとっては乳房もない貧相な男の身体でしかない俺に執着する謂れはないのだから。
今はただ宵祭りの余韻を引きずりウッカリ手を出してしまった男の身体の物珍しさに惹かれているだけだ。
俺は春になれば事態は好転するのだと信じていた。
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